美肌になれる食べ物をまとめました。
よく「肌は内蔵の鏡」なんていうことがありますが、内蔵、血圧、血行、栄養の不足、そのバランスの欠如などが起こると、すぐにお肌のトラブルとして現れます。
私たちの身体は外から取り入れた栄養からできているから、「何を食べるか?」をきちんと考えることはとても大事なのです。美容に限らず、健康のためには必須ですよ!
では、どんな食べものがお肌に良いのでしょうか?ここ10年ほどで外国から色々な食べ物日本は不健康な生活にどんどん寄ってきています。
この記事では意識して取り入れるべき食べ物をご紹介します!
[titled_box color=”option” title=”食事を意識することが一番大事!”]毎日栄養バランスを計算した献立を考えることは大変ですが、そこまでしなくとも美肌に良い食品を積極的に使うように意識するだけでも違います。食生活が乱れるとお肌のトラブルに限らず、さまざまな生活習慣病になる恐れもあるので気をつけましょう。ガンになってから後悔しても遅いです。[/titled_box]
Contents
身体に良いのは「まごわやさしい」
肌や健康に良い食品は、「まごわやさしい」と覚えるのが楽です。このフレーズは食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が考えたもので、身体に良い食品の頭文字をとっています。
ま=まめ(豆類)
豆腐や大豆、納豆などの豆類。高たんぱくでビタミンも豊富、おまけに食物繊維が豊富で便秘からのお肌トラブルにも対応できます。
[titled_box color=”white” title=”豆類の例大豆”]いんげん豆、そら豆、おから、きな粉、小豆、グリンピース、豆腐、醤油、おたふく豆、みそ、油あげ、黒豆、あずきなど。[/titled_box] 醤油、みそ、油揚げなどは見た目ではわからないので、盲点かもしれません。また大豆は「畑の肉」なんて呼ばれることもあるくらい高タンパクで、食物繊維も豊富で、栄養まで豊富です。肌の材料はタンパク質なので、欠かせない食品です。
納豆を毎日1パック食べるだけで効果的です。安くて栄養満点なので、今日からでも試してみてはいかがでしょうか。
ご=ごま
ごま以外でも、アーモンドやピーナッツ、クルミなどの種実類をいいます。実は肌の老化を防ぐ抗酸化作用が強いので、肌の老化にお悩みの方にぴったりです。
とんかつ屋さんなどでゴマをすりつぶしてソースを入れるお店があると思いますが、それはゴマの風味を出すためだけでなく、吸収を良くすることにも役立っています。
栗や銀杏などもこの部類に入ります。こちらもタンパク質・食物繊維・ミネラルが豊富です。
わ=わかめ
わかめを代表とした海藻類です。ミネラルがとても豊富なので、薄毛の防止にワカメが良いなんて話をよく聞きますよね。また食物繊維も豊富です。
[titled_box color=”white” title=”海藻類の例”]ひじき、昆布、わかめ、しいたけ、寒天、のり、ところてん、クビレツダ、アカモク、もずく[/titled_box]もずくは酢と一緒に売られていることが多いですが、海藻類は酢と一緒に食べることで栄養の吸収がよくなることがわかっています。
や=やさい
ご存知の通り野菜は栄養が豊富です。 免疫力も高くして健康な肌を維持してくれます。またビタミンCやβカロテンは抗酸化作用があるので、肌の老化を防ぐことができます。
ただし、野菜を生で食べるとお肌の健康を崩してしまう恐れがあるので、少し工夫して食べるのがおすすめです。
さ=さかな
肉と同じように 高タンパクでありながら、脂肪分が少ないのが特徴です。また血液をさらさらにしてくれますし、疲労回復効果も!
できれば週に2,3回は主食として魚を出したいところです。
し=しいたけ
きのこ類はビタミンEやミネラルが豊富に含まれています。また食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えて吸収をよくすることにも役立ちます。
[titled_box color=”white” title=”きのこ類の例”]しいたけ、ぶなしめじ、えのき、マッシュルーム、きくらげ、松茸、まいたけ、なめこ、ひらたけ等。きくらげがキノコだって知っていましたか?[/titled_box]またたくさん食べても低カロリーで太りにくいのもいいですよね!
い=いも
いも類はエネルギーが多く食べ過ぎると太りやすくなりますが、食物繊維が特に多く含まれています。ですので便秘になりやすい方は積極的に取り入れるようにすると良いです。
「まごわやさしい」を積極的に取り入れよう!
「まごわやさしい」の食品を取り入れることで、生活習慣病を予防したり、老化を予防したりできます。今のご老人は、これらを取り入れた食事を長年続けてきたからこそ、長生きだと言っても過言ではありません。
またこれらのいいところは、色々な料理につかえてご飯に合うし、また献立を変えることで飽きないところです。毎日これらを使って、カラフルな食事になるよう楽しんで食べてください。
ニキビに良い食べ物
ニキビの原因は、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってできるものです。だからニキビを対策したのなら、皮脂を抑える働きがあるビタミンB2やビタミンB6を取り入れましょう。
ビタミンB2の多い食品 (mg)
- 豚レバー :3.6
- キャビア :1.31
- 牛はつ :0.9
- うなぎ :0.74
- 納豆 :0.56
- うに :0.44
- カマンベール:0.48
- 焼き海苔 :3.72
- とうがらし :1.4
- たまご :0.35
ビタミンB6の多い食品 (mg)
- にんにく :1.5
- まぐろ :0.94
- いわし :0.68
- スモークサーモン:0.52
- 牛肉 :0.48
- さんま :0.51
- さば :0.51
魚類や肉類に多く含まれています。 ニキビに限らず、オイリー肌でお悩みの方もビタミンB2、B6 の多く含まれる食品がおすすめです。
ちなみにこれらは疲労回復効果もあるので、疲れからのお肌トラブルにも対応できます。
[titled_box color=”option” title=”脂肪分の多い食品には注意!”]「太りやすい」と評判のお菓子やファーストフードなどの当分・脂肪分の多い食品は、皮脂の分泌量を増やしてニキビの原因となります。またコーヒーも利尿作用という尿の回数を増やしてしまう効果によって、ビタミンB2やビタミンB6を排出してしまいます。ニキビができやすくなるので注意しましょう。[/titled_box]
乾燥肌に良い食べ物
乾燥肌の方はお肌の表面にある角質が綺麗に整っていない状態なので、まずは新陳代謝を活発しにして、角質を整えることが有効です。
亜鉛を多く含む食品(mg)
- 牡蠣(かき) :13.2
- レバー :6.0
- 牛肉 :5.0
- たらいがい :4.2
- しゃこ :3.3
- ごま :5.9
- 毛がに :3.8
- 松の実 :6.0
- そら豆 :1.9
魚や肉、大豆、乳製品などに含まれています。豆腐に醤油をつけて食べるのがおすすめです。ビタミンEによっても代謝を活発にできるので、取り入れるようにしましょう。
またお肌の材料はたんぱく質なので、たんぱく質を取ることも大事です。肉、魚、大豆などを取り入れていきましょう。もちろん脂肪分は少なめで!
[titled_box color=”option” title=”ビタミンEのサプリメントには注意!”]ビタミン剤などで栄誉補給することもできますが、ビタミンEを過剰摂取すると骨粗しょう症になる例が報告されています。650mg以上取らないようにしましょう。[/titled_box]冷たい食べ物は血行を悪くして、お肌に栄養が行き渡る邪魔をします。できるだけ温かいものを食べ、身体を冷やさないようにしましょう。
野菜は栄養豊富ですが、出来る限り温野菜として食べるのがおすすめです。
[titled_box color=”option” title=”コラーゲンを食べるのは効果的?”]ヒアルロン酸やコラーゲンを食べるのが良いと言っている方がいましたが、残念ながらこれらを食べたところで肌のコラーゲンを増やせるわけでも、保湿できるわけでもありません。[/titled_box]
シワやたるみに良い食べ物
シワやたるみに対策するには、肌の老化を遅らせることが大事です。「抗酸化作用」という肌の老化を遅らせる成分が有効です。
ビタミンCは抗酸化作用があるばかりでなく、コラーゲンの生成を助けてくれる特におすすめ。
ビタミンCを多く含む食品(mg)
- 赤ピーマン :170
- 黄ピーマン :150
- パセリ :120
- レモン :100
- ピーマン :76
- キウイ :69
- いちご :62
- パパイヤ :50
- 焼き海苔 :210
- 抹茶 :60
ただし、食品でなんとかできるのは飽くまでも老化を遅らせること、すでにシワがある場合の対処は難しいです。
すでにあるしわでお悩みならこちらの記事を。
>>クッキリと刻まれたしわを早く消す2つの方法
またお肌の老化を防止するには、ストレスを感じないことも大事です。精神的なストレスをもたないことは勿論ですが、食事によってストレスを避けることも大事です。
たとえば油のたくさん乗ったラーメン、大量のアルコールなどは消化のときに臓器に多大なストレスがかかります。できるだけ消化しやすい日本食を食べるようにしましょう。
クマに良い食べ物
茶クマに良い食べ物
茶色のクマは目の周りにできたシミが原因です。目周りの皮膚はとっても薄く繊細なので、目をこすったりすると茶グマができてしまいます。
シミに対策にはビタミンCが有効なので、ビタミンCの多い食品を食べて対策しましょう。
青クマに良い食べ物
青色のクマは血の流れが悪くなったことが原因です。なので血行がよくなるような食べ物が有効です。ビタミンEに血行を促進する効果が期待できます。
ビタミンEを多く含む食品(mg)
- あんこうのきも :13.8
- すじこ :10.6
- いくら :9.1
- めんたいこ :6.5
- 赤ピーマン :4.3
- うに :3.6
- しそ :3.6
- たらこ :8.1
- いわし :8.2
ビタミンEには油や魚介類に多く含まれます。しかし油はニキビの原因になるので使用量に注意してください。
[titled_box color=”white” title=”囲みタイトル”]黒クマの対策は何を食べたら良い?黒クマは目の下のたるみや、涙袋が原因です。ですので食品だけでなんとかするのは困難です。たるみが原因の場合は、たるみ対策をすることが有効です。[/titled_box]
便秘からのお肌トラブルに良い食べ物
「便秘がお肌に影響するの!?」と思うかもしれませが、腸に便が溜まっていると、せっかく食べたものから栄養を吸収できなくなってしまいます。
こんな状態でどんなに美肌になれる食べ物を選んだところで、意味がありません。ですから便秘が解消するような食事も、美容にとっても重要です。
便秘には、食物繊維というものが有効です。食物繊維には、「不溶性食物繊維」という水に溶けない食物繊維と、「水溶性食物繊維」という水に溶ける食物繊維があります。
水溶性食物繊維は、便を水っぽくして出やすい状態にしてくれます。不溶性食物繊維は便を大きくして、腸を刺激することで便を出しやすくしてくれます。
不溶性食物繊維は、いんげん、おから、あずき、エリンギ、大根、アーモンドなど、ナッツ類や豆類、また根菜に多く含まれます。
水溶性食物繊維は、にんにく、ごぼう、納豆、なめこ、さつまいも、オクラなどの豆類、野菜類に多く含まれています。
これらどちらが多すぎても便秘や下痢の原因となるので、バランスの良い摂取が大事です。便が快適に出ると、スッキリして気分まで良くなるので、意識してみてください。
[titled_box color=”option” title=”おならが臭いという方は”]あまりにも自分のオナラが臭いと感じる方は、腸内に便が溜まっている可能性が高いです。それもただ溜まっているのではなく、古い便が腸の壁にこびりついて取れなくなっています。長年放置された便だからこそ、強烈な臭いを発しているわけです。これを改善するには、食物繊維ももちろんですが、善玉菌が特に有効です。ヨーグルトやキムチ、チーズ、醤油などに善玉菌が含まれているので、取り入れてみてください。[/titled_box]
自分の食生活を紙に書いてみよう!
このページへたどり着いているという時点で、あなたが食事を意識している方だという方はわかっています。ただ「それを実践できているか?」を聞いてみると、そうでな方が結構多いのです。
きちんと美肌に良い食事を実践できているか確かめるために、ここ1週間で食べたものを、全部書きだしてみてください。
脂分を摂り過ぎだとか、食物繊維が少ないだとか、お菓子を食べてばかりだとか、問題が見えてくるはずです。
特にインスタント食品やファーストフードが多いという方は要注意!あれらのほとんどは栄養が考えられていない、美肌壊滅の宝庫のような食事です。
また、1度使った油を使いまわしているという方も気をつけてください。空気に触れて酸化した油は、私たちのお肌までもを酸化(老化)させてしまいます。
もったいないですが油は1度使ったら捨てて、また大きいサイズの油のほうが値段は安いですが、開けてから時間が経つと酸化してしまうので、早めに変えるようにしてください。開けてから50日程度以内で変えるのが理想的です。
どのくらいで効果が出てくる?
私たちの身体は常時”新陳代謝”という古い細胞がなくなって新しい細胞が生まれる入れ替わりがされていますが、お肌の場合は約30日くらいで入れ替わります。「ターンオーバー」と呼ぶこともありますね。
なので30日くらいは美肌に良い食事を続けてみてください、すると昔とはっきり違いが分かるくらい、肌が綺麗になっているはずです。
食事がどれだけ大事なのかを再確認することになるでしょう。
ちなみに、食べるときはよく噛んでから飲み込むようにしてくださいね。そのほうが消化しやすいですし、栄養の吸収効率もよくなりますので、栄養効果がアップしますよ。