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意外と高性能!?お肌が持つ7つの役割

 2015/01/12 基本知識
この記事は約 7 分で読めます。 1,086 Views

普段から見ているからとくに気にしたりしないかもしれませんが、思い返してみると、私たちのお肌はかなり高性能なのです。

 

ちょっとひっかいたら剥がれてしまうくらい薄いのに、たくさんの刺激物からお肌を守ってくれたり、それでいて必要なものはきちんと吸収する。

 

そんなバリアーのような役割をしていると思いきや、脳に冷たさ、温かさ、痛みなどの信号を発信する。センサーとしても働く。こうやってお肌の特徴を並べてみると、意外にも高性能な事に気が付くかと思います。

 

その性能は、実は今の医学・科学では解明しきれていないほどで、まだまだ隠された力があるかもしれないとされています。

 

この記事では、今わかっている皮膚の機能を一通りご紹介します。お肌についてよく知っておくのはスキンケアの基本。知らないものがないか、今一度確認してみてください!

 

1.外敵からお肌を守る

肌は表皮・真皮・皮下組織の3層構造でできていて、それぞれが違う方法でお肌を守っています。

[icon image=”point-b-r”]表皮

お肌の一番外側にある皮。角質などがここに含まれます。

 

表皮の注目すべき特徴は、やはり「バリア機能」。これが正常に働いていると、いろいろな刺激物を肌に通さないように、しっかりとガードしてくれます。

 

ちなみに、この機能が上手く働いていないと、刺激物を防げなかったりして、お肌が炎症を起こすこともあります。肌に異常が起こったときは、まずはバリア機能の復活を考えるべきです。(そのためには保湿が重要)

 

また、紫外線を吸収してシミを防ぐのも表皮。紫外線をメラノサイトという紫外線遮断機が吸収し、メラニンに変換します。

 

知ってるかもしれませんが、メラニンというのはつまり「シミ」。だからメラノサイトを迷惑に感じるかもしれません。

 

でも、この機能はかなり重要なのです。なぜかというと、表皮で紫外線を防げなかったら、皮膚のコラーゲンが破壊されて肌はどんどんたるんでいきます。それに皮膚がんなどの病気になることもあるのです。

 

ですのでシミを作りたくないなら、効果のある日焼け止めをしっかり選び、それを忘れずに使うことが重要です。

 

ちなみに、角質は物理的な刺激を与えると厚くなるという特徴があります。たとえばかかと。かかとって皮膚が厚く硬くありませんか?これはかかとに体重による刺激が加わり続け、硬くなった結果なのです。

 

またギターをやっている人は指の皮が厚くなりますし、バドミントンやテニスをやっている人は、手のひらが厚くなることもあります。

 

表皮は、化学物質の刺激だけでなく、物理的な刺激からも身体を守ってくれるのです。
もし硬くなりすぎたのが嫌という場合は、垢すりやピーリングなどで落とすことが可能です。
30代からは必須!ピーリングについて
ひじ、ひざをやわらかくする方法

[illust_bubble subhead=”お肌はどんどん生まれ変わっている!” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]肌の表皮にはターンオーバーという肌を新しい細胞に生まれ変わらせる機能があります。これは約28日周期で起こっているので、その期間しっかりと守れば新しいキレイなお肌になることができます。[/illust_bubble]

 

ちなみに、お肌表面の皮脂膜はややネバネバとしていて嫌われがちですが、肌を酸性に保って、菌が繁殖するのを防ぐ役割があります。

[icon image=”point-b-r”]真皮

表皮の内側にあるのが真皮。真皮はお肌のハリを保ってくれているところ。歳をとるほど衰えていき、顔にシワが残りやすくなります。

 

紫外線で簡単に破壊されてしまうので、紫外線対策はしっかりしておきたいところ。真皮も表皮のように、一応3年周期くらいでターンオーバーしています。

ハリを取り戻してシワを取る方法はこちら
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[icon image=”point-b-r”]皮下組織

真皮の内側、表皮の内側の内側にあるのが皮下組織。これはお肌のクッションのようなもの。筋肉や骨に圧力がかかりすぎないよう、皮下組織が吸収してくれます。

 

たとえば立っているとき、このとき足の裏にはとてつもない負担がかかっているのですが、足の裏の皮下組織や硬い角質が身体を守ってくれているので、私たちは歩き続けることができるのです。

2.体温が逃げないよう保つ

スーパーのお肉は簡単に冷えてしまうのに、身体がどうして体温を逃さないのか?って考えた事はありますか?

 

もちろんエネルギーを熱に変えているからというのもあります。ただそれだけではないのです。皮膚が体温を維持できるよう、上手く変形していたのです!

 

たとえば体温が上がったときには、汗を分泌して身体を冷やすようにします。比較的冷えやすい皮膚表面に毛細血管に血液を流すことで、血液を冷やすこともあります。

 

また体温が下がりすぎたときには、毛穴の筋肉を縮めることで、そこから熱が逃げるのを防ぐのです。

3.脳に信号を送る

痛い、痒い、温かい、冷たい・・・そんな信号を脳へと発信する役割もあります。皮膚にはとても多くの神経が繋がっています。だからこそ、ちょっと物が手に触れただけだったり、ちょっとした感覚まで細かく認識することができるのです。

 

その証拠に、麻酔などをうつと感覚がなくなってしまいますよね。あれは信号を発信する細胞を麻痺させて動かなくさせるから、何も感じなくなるのです。

4.老廃物を排泄する機能

汗腺から汗が出されているのはあなたもよく知っているはず。実はそれといっしょに、アンモニアなどの老廃物が一緒に排出されているのです!

 

だからこそ嫌な臭いがするのであり、汗自体はほとんど無臭なのです。ちなみに老廃物の中には、毒、有害物質も含まれています。

 

だから汗を舐めたりはしないほうが良いのです。

5.ビタミンを合成する!

これを知っているからといってスキンケアが変わるわけではありませんが、お肌はビタミンの構成をしているのです。

 

さきほどご紹介した表皮というところで、プロビタミンD3というものが作られ、これに紫外線があたるとビタミンD3になるのです!

 

ビタミンD3は骨の形成使われわりと重要な成分であるようなので、ただ紫外線にやられっぱなしというわけではなく、ちゃんと有効活用もしているということですね!

6.肌呼吸をする。

肌が呼吸しているということはよく効くと思いますが、それはほんの少しの量。だから肌呼吸を遮ったとしても、身体に害はないんだそうです。

7.栄養を吸収する

皮膚にはバリア機能がありますが、単に外敵を追い出しているだけではありません。きちんと栄養は吸収しているのです。

 

肌のバリア機能は、皮脂などで作られているため、水性のものは通しません。よく、油は水をはじくって言いますよね!

 

ですが、油性のものならば通しやすいので、油性であるビタミンや金属は、お肌に入って生きやすいのです。

 

と、いうことは、リキッドファンデなどもどんどん肌に入っていくということ、くれぐれも刺激の強いリキッド系なんかは、使わないようにしましょう。あっと言う間に肌が赤くなってしまいますからね><

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