こんなにあった!?10種類の保湿成分
「保湿成分ってどんなものがあるんだろう・・・。」
「『保湿成分のある化粧品を使いましょう』って良く聞くけど、どの保湿成分がいいの?」
「私が使ってる化粧品の保湿成分って良いやつの?」
とは思っていませんか?
この記事で、それらの保湿成分の疑問はスッキリ解消します!
保湿成分としてよく挙げられるのはセラミドやヒアルロン酸ですよね。でも実際にお店に行ってみると、ほかにもいろいな保湿成分を使った製品があります。
それらはどれも「保湿成分」とは言われるものの、種類によって効果がぜんぜん違います!ですのでどんな保湿成分があってどれがいいのか?を知っておくのは意外と重要なのです。保湿力の高い化粧品を選んでおけば、お肌の保湿は万全。お肌はみるみる綺麗になります。
一方で保湿力のない基礎化粧品を使ったときには、お肌は荒れ、痛み、老化が進むこととなります>< また保湿できていないと、お肌の生まれ変わりが上手く行かなります。そしてそれによって、シミがいつまでもお肌に残ることになります!
この記事を読むことで保湿成分について知り、あなたのキレイなお肌に役立ててください!
Contents
保湿成分は大きくわけて4グループ
保湿成分は大きく分けて4グループに分かれます。おおまかにわけるとこんな感じ。
[check_list image=”check3-r”]- 水を保湿成分でガッシリと挟むタイプ
- 保湿成分のなかに水をたくさん吸収するタイプ
- 保湿成分のなかに水を少し含むタイプ
- 油でフタをするタイプ
下にいくほど保湿力は弱くなっていきます。あなたの使っている保湿化粧品は、どれに当てはまるでしょうか?それでは「水を保湿成分でガッシリ挟むタイプ」から見て行きましょう!
水を保湿成分でガッシリと挟むタイプ
圧倒的な保湿力。水をガッシリと掴みこんで逃がさないのがこのタイプ。水分を吸収するタイプだと蒸発してしまうことがありますが、このタイプはそうはいきません。
保湿成分がガッシリと水を捕まえるので、保湿成分が洗い流されない限りお肌にしつこく残ります。日光くらいじゃなくならないのがこのタイプのすごいところです。ガッシリ掴む系の保湿成分には、主にこれらの2種類があります。
セラミド
今ある保湿成分の中で一番強いのがこれ、セラミドです。
原価はやや高めなので化粧品も高くなるのがネックではあります。が、実際に使ってみると1日中普通に保湿が続きましたし、「2日間余裕で持つんじゃない?」と驚いたくらいすごい保湿力でした。(2日間中ずっとは試してませんが。)
また人間のお肌にある程度はもともと備わっている保湿成分でもあるので、肌なじみがいいですし、長持ちしやすいのです。これ以上に強い保湿成分を作るのは難しいのではないでしょうか。
ちなみに管理人はセラミド配合の美容液を使うようにしています。お値段は市販のヒアルロン酸とかに比べると高いですが、その分お肌を綺麗に保てますからね!
レシチン
大豆から抽出される保湿成分で、肌に密着しやすいのが特徴です。
肌にもともとある成分と同じというセラミドには劣りますが、こちらも保湿効果が高いです。
基礎化粧品だけでなく、メイクグッズに含まれていることもあります。
保湿成分のなかに水をたくさん吸収するタイプ
水は、蒸発します。
ですがこの「保湿成分のなかに水をたくさん吸収するタイプ」の保湿成分を使っておくことで、蒸発しても蒸発しても、なかなか水がなくならないような状況を作れるのです。
というと、
「そんなにいっぱい塗るわけじゃないんだし、いくらなんでもそれは・・・。」と思うかもしれませんね。
でもその考えは、ヒアルロン酸がどれだけ水を含めるのか?を知れば変わるでしょう!
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、よく「ヒアルロン酸化粧水」などで販売されていますが、なんとこの保湿成分には水を600倍分の量を含む力があるのです!
600倍というのはつまり、ヒアルロン酸10mlで、水を6000ml含めるということ。これはなんと2リットルのペットボトル3本分の水に相当するのです!
ただし、ヒアルロン酸は皮膚のみずみずしさを保つのに使われているわけですが、お肌に塗ってもセラミドのように肌馴染みがよくはなりません。
なぜかというと、ヒアルロン酸がお肌の表面ではなく、もう少し奥の「真皮」という皮膚の弾力を出すところで使われているからです。
[deco_bg image=”postit4″ width=”400″]化粧水には注意よくヒアルロン酸入りの化粧水が販売されていますが、化粧水は保湿成分の濃度が薄く、ほとんど保湿できない場合がおおいので注意してください。水っぽいからこそ、化粧水という名前なのです。十分な保湿力をもつ保湿成分は、保湿力の強さゆえにドロドロとしているものです。[/deco_bg]
コラーゲン
こちらもヒアルロン酸と同じく、「真皮」で使われている成分。「え!?コラーゲンが保湿成分!?」と思う人が多いかと思いますが、そうなんです。保湿成分になってしまうんです。
なぜならコラーゲンは分子の大きさが大きく、お肌の奥の方まで浸透していかないのです。ですが保湿成分としてはそれなりに優秀なので、ムダになっていません。
(ちなみに分子とは、目に見えないくらい小さい1つ1つの粒です。これがたくさん集まって、目に見えるくらいのコラーゲンになっています。)
エラスチン
真皮ではコラーゲンとコラーゲンを繋ぎとめるネジのような役割をしています。こちらも保湿力が高いため、いろいろな化粧品に配合されています。セラミド美容液だけど、エラスチンも入っているという場合もあります。
ヘパリン類似物質
もともとは血液中のヘバリンという、水を保つ成分でした。ですがその保水力に目をつけられ、似たような成分が化粧品に使われるようになったとのことです。
そこで使われるのがヘパリン類似物質。皮膚科ではヒルドイドと言う名前で使われることもあるようです。
50年以上の長い歴史をもつ保湿成分ですが、今ではもっと良い保湿成分がたくさんあるので、あまり注目されなくなっています。この化粧品を使っているのなら、もう少し保湿力の強い化粧品に変えたほうがいいかもしれません。
保湿成分のなかに水を少し含むタイプ
このタイプは水を少々含めるタイプです。
一応は保湿力があるものの、部屋の湿度が下がっただけで保湿力を失ってしまうのがデメリット。
本格的に保湿するには向きませんが、「かかとの乾燥がひどすぎるからちょっと潤いを!」とかいう見えないところをちょっと潤したいという時には使われたりもします。
常に空気にさらされる顔に使っているのであれば・・・今すぐに変えたほうがいいです!これだと肌を守りきることができないので、使い続けると老化や乾燥、肌荒れなどの原因になります。
天然保湿因子(NMF)
アミノ酸や尿素など。
保湿力は強くないですが、乾燥しにくいところのちょっとした保湿に使われます。ちなみに、セラミドと一緒にお肌表面の「角質層」を守っている成分でもあります。
アトピー患者はこれが自然に作られなくなることがあるそうですが、だからといってNMFで保湿しようとするのはちょっとお待ちを!できればセラミドや、せめてヒアルロン酸といった保湿力の高いものを使うほうが効果的です。
PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1.3BG(ブチレングリコール)
アルコールの一種で吸湿性があるとのことです。これは化粧品として使われていることもありますが、保湿のためというよりも、化粧品から水っぽさが失われて、固まらないようにするためです。
油でフタをするタイプ
最後は油分でフタをするかのように、水を覆うタイプです。とはいえちょっとでもフタできていないところがあったら、すぐにお肌は乾燥してしまいます。そのような超高リスクな保湿方法なのです。
とはいえ最近は新しくて効果的な保湿方法が生まれているので、昔の習慣を変えたくない系の人にしか使われていません。
ただクリームなどの油分が大目の化粧品にはまだ含まれています。(もちろん他に強い保湿成分が入っています。なので大丈夫)
鉱物油
鉱物油は石油からつくる油です。というと「ヤバげな雰囲気!?」みたいに思いませんか?わたしはそう思っていたんですが、調べてみるとそれは戦時中とかかなり昔の話みたいです。
今は科学の進歩によって安全に作れるため、何があるかわからない天然由来より安全という意見もあるくらいなのです!
だから「鉱物油」と書いてあるものを使っていたとしても、身構える必要はありません。
自然油
オイーブオイルやホホバオイルなどはよく聞きますよね。これらが自然油にあたります。
昔は原料をすりつぶして作っていたけど、最近は抽出してるんだとか。最近は化粧品というよりも、健康志向のおかげで食用でチヤホヤされている気がします。
まとめ
たくさんの保湿成分がありましたね!ここで紹介したのはこれらです。
[check_list image=”check3-r”]- セラミド
- レシチン
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- ヘバリン類似物質
- 天然保湿因子
- PG、1.3BG
- 鉱物油
- 植物油
なかでもセラミドとヒアルロン酸は化粧品によく使われているので、強力な保湿成分として覚えておくと良いでしょう。(でもヒアルロン酸入り化粧品には薄いものが多いので注意!)
そうすれば効果の弱い保湿化粧品のせいでお肌が荒れて大変な事に・・・なんてことにならなくて済みます。
しっかり保湿して、冬でもうるおいプルプルお肌を手に入れちゃいましょう!