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男の肌がテカる本当の理由とその対策

 2015/02/19 スキンケアの方法
この記事は約 6 分で読めます。 800 Views

ここ数年で美容意識が高い男性がものすごく増えています。

 

実際に相談に来てくれる男性の数は増えましたし、化粧品が売られている店内でも、当時は「女性しかいない」と言い切れるくらい女性ばかりだったのですが、今では男性が当たり前のようにチラホラといます。

 

そして彼らがお肌のどのような悩みを抱えているのかというと、大抵の場合は「テカり」です。なぜテカるのが嫌なのかを聞いてみると、職場や学校で肌がテカっているのを見られて、「油っぽい男だな。」「暑苦しくて嫌だな。」「あんまり健康を気遣わない人なのかも。」と思われるのが嫌なんだそうです。

 

確かに女性の中でも、あまりにも油っぽい男性は嫌われる傾向がありますから、男性がこのような悩みを持つのも納得ですね。

 

[icon image=”point-b-r”]男性は女性に比べると、肌が脂っぽい。

男性は「男性ホルモン」の影響で、分泌される皮脂が女性よりも多いです。ですからこれが原因で、テカりやすいというのが大きな理由です。ただし、男性の肌がテカりやすい理由はこれだけではありません。

 

美容業界では著名な団体のひとつである「日本香粧品学会」によると、テカりの原因は皮脂だけでなく、肌のキメ細かさや、肌のくすみなども主要な原因のひとつなんだそうです。

 

ちなみに、「肌のキメ」というのは肌の細胞ひとつひとつのことです。これが細かいほど、キレイでつややかな肌だと言われ、そのように見えます。

 

また「くすみ」というのは、肌荒れやシミなどで、肌にツヤが見られない状態を言います。「くすみ」と聞いたなら、肌荒れやシミなどのお肌トラブルのことだと考えて良いです。

 

驚くかもしれませんが、20代男性よりも50代男性のほうが肌がテカるのに、皮脂の量はほとんど差がありません。

 

なのになぜ50代のほうがテカるのかと言うと、50代の方が肌に年季が入っていてくすみが多いですし、ターンオーバーが正常に行えなくなってきているせいで、肌のキメが荒くなっているからなのです。

肌のキメが荒くなると何故テカる?

「著名な団体によると・・・」なんて言われても納得できない方もいらっしゃるでしょう。そういう方のために、なぜ肌のキメが粗いと肌がテカるのかをご紹介いたします。

 

あなたは割れて地面に落ちているガラスを見たことはありますか?鏡を割ってしまったときの、床に落ちたガラスでもかまいません。

 

そういった小さなガラスは、太陽の光を反射していたとしても、少し輝いているように見えるだけで、まぶしいと思ったことはないでしょう。鏡で太陽の光を反射させて、目に当てた場合・・・。失明するほど多くの光を反射します。

 

キメ細かい肌というのは、ここでいう割れたガラスに相当します。ひとつひとつが細かいので、反射する光も少ないのです。だから全くテカっていないわけではないのですが、目に留まる心配がありません。

 

それに対してキメの粗い肌は多くの光を反射するために、肌が不自然に輝いて見えるのです。それも肌全面が輝くのではなく、大抵の場合は一部だけが輝くのです。目立たないはずがありません。

なんでキメが荒くなるのか?/キメを細かくする方法

肌のキメが歳とともに粗くなってくるのは、ターンオーバーに関係があります。歳をとるとどうしてもターンオーバーが遅く、また上手く行きにくくなりますから、キメが粗くなりやすいのです。

 

[illust_bubble subhead=”ターンオーバーって?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]お肌のターンオーバーというのは、新陳代謝とも呼ばれる、お肌の生まれ変わりのこと。約28日周期くらいで繰り返されていますので、その期間保湿を怠らずにお肌を守ってあげれば、肌は新しい細胞へと生まれ変わります。[/illust_bubble]

ターンオーバーを促進するには、ピーリングをするのが有効です。歳をとったらターンオーバーの退化は避けられないので、30歳くらいからは必ずピーリングをするべきでしょう。

ピーリングとは?
おすすめのピーリング剤

ただし、ピーリング後の保湿は忘れないようにしてください。キメを整えるためには、保湿でお肌を守ることも重要です。

肌のくすみで肌がテカる理由とその対処法

一応確認しておきますと、「くすみ」というのは、肌荒れやシミなどで、肌にツヤが見られない状態のことです。中でもテカりやすいのはシミ。シミだけでも目立つのに、テカりがあるとシミが輝いて見えるため厄介です。

 

なぜシミが目立ちやすいのかと言いますと、まず他の部分と色が違うことが上げられます。
もちろんシミがない部分のお肌もテカってはいるのですが、人はそういった光よりも、色自体が違うシミの方に目が行きます。

 

また、シミの「黒」という色にも秘密があります。

 

太陽の可視光(目に見える光)は、大まかにいうと赤、青、緑の3色でできています。もしある物が青、緑を吸収する物質なら、それは赤に見えます。もしある物が緑を吸収する物質なら、それは赤と青を組み合わせた紫に見えます。

 

同様に、黒はどんな色を吸収しているのかというと、何も吸収していないのです。どんな光も吸収しない。だからこそ真っ暗な色をしているのです。

 

そして、光を全然吸収しないだけあって、黒は多くの光を反射します。つまりシミのように黒いものは、光を反射してテカりやすいわけです。

 

たとえば艶やかな黒髪を思い出してください。頭に天使の輪のようなものができている人を見たことがありますよね。

 

ですが、金髪や茶髪でそのような人は見たことがないでしょう。(暗い色の場合は黒でなくてもある程度みえますが。)髪の毛が光を吸収しているため、反射する光が少ないのです。

[icon image=”point-b-r”]シミの対処法

シミの対策方法は、ピーリング、ビタミンC、レーザーなどなど多種多様です。きちんとケアすれば消えないシミはありませんから、こちらの記事で確認してみてください。

シミを消す7つの方法
(調べるのが面倒な場合はこちらから)⇒おすすめのシミ対策化粧品

皮脂でテカったときの対処法

顔がテカったときにすぐに洗顔しようとする方が多いのですが、これは逆効果になるかもしれないので要注意です。

 

あまり粗い過ぎると、肌にある保湿成分というものがなくなって、肌を守るために皮脂を過剰に分泌するようになってしまいます。私も美容に関わる前は、特に女子高生時代、知識が全くないわりに、やたらと見た目を気遣っていたので、夏場の休日なんかは1時間に1回くらいは洗顔していた気がします。

 

結果どうなったかというと、お肌はテカり放題。思春期には辛い悩みでした。もし顔に皮脂が溜まって、気持ち悪いと感じるときは、洗顔ではなく脂取りシート(あぶらとりがみ)を使ってください。

 

またビタミンC入りの化粧水などを使う事で、余計な皮脂を抑えることができます。

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