『スキンケアしないで肌を休める』は間違い
一部の女性の間で、『スキンケアをしないで1日を過ごすと肌が休まってキレイになる』といった説が流行っているようです。
スキンケアはお肌を守るためのもののはずですが、本当にそのようなことがあるのでしょうか?結論から良いますと、その答えは『あなたがしているスキンケア次第』です。
もしお肌に負担がかかるようなスキンケアをしているのなら、それをやめることでお肌が回復する可能性もあります。
ですが、あなたが正しいスキンケアをしているのなら、やめるのはむしろ逆効果になります。乾燥や紫外線、その他のさまざまな刺激物からお肌を守ることができずに、肌にダメージが蓄積します。
たとえスキンケアをやめているときは良いように見えても、メラノサイト(シミを作るところ)へ与
えられた刺激はなくなりません。そして一定以上の刺激が溜まったときに、シミが作られます。
やめたほうが良い派の意見として、「肌の本来の治癒力を高める」というものがありますが、
乾燥していたら肌本来の治癒力は見込めません。肌に異常が起きていると、その部分だけ特別な処置がされるからです。
たとえば肌が乾燥していると、どうにか肌を守ろうとして、角質を大急ぎで作ります。ですが、急いで作られた角質は未完成品。そのような角質では肌を守りきることができません。
するとどうなるか?再び未完成の角質が作られることになります。そうやって角質がどんどん厚くなっていくと、毛穴がつまりやすく(つまりニキビができやすい)、化粧品が浸透しにくいお肌になります。
しかもキメが整っていないのです。これでは、キレイとは程遠いお肌になってしまいますね><
長い期間スキンケアしなければ、みるみる肌にダメージが溜まっていきます。肌本来の治癒力は、しっかり守られているときこそ発揮されるものなのです。
もし専門化でスキンケアとしない日を作ることをおススメしている人がいたとしたら、その人は肌について全然理解していない人。迷信のようなものをひたすら信じては、他人に広める危険な人ですから、注意したほうがいいです。
数十の化粧品を片っ端からつけまくったり、刺激の強い化粧品をつけるのは確かに良くないのですが、スキンケアを全くしないのもよくないです。
もしキレイでいたいと思うのであれば、最低でも肌の保湿と紫外線対策だけは絶対にして、普段から肌を守るようにしてあげてください。