知ってました?紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い
日焼け止めのパッケージなどを良く見てみると、紫外線吸収剤と、紫外線散乱剤という、似た名前の紫外線防止剤があります。
これらはどちらも紫外線をブロックするという点では共通していますが、メリットとデメリットがそれぞれ違っています。
一般的には、紫外線散乱剤の方が低刺激で良い!と言われているのですが、人によっては吸収剤の方がいいという場合もあるんです。
だからそれぞれの特徴を知ることで、あなたに合っている日焼け止めを見極められるようになっておくと、お肌のトラブルに見舞われたときなどに便利になりますよ!
紫外線散乱剤か紫外線吸収剤かを判断するポイント
パッケージや容器に、このような表記があれば紫外線散乱剤です。
[check_list image=”check3-r”]- 紫外線散乱剤
- ノンケミカル
- 吸収剤不使用
- 吸収剤フリー
「紫外線吸収剤不使用」というのは、日焼け止めにおいては注目すべき嬉しいポイントなのです。
だから不使用ならば普通は、「吸収剤フリー」という表記をします。しますので、何も書いていないのであれば、「紫外線吸収剤」の方である可能性が高いです。
紫外線吸収剤の特徴
肌の上に乗せておいて、皮膚の変わりに吸収剤に紫外線を吸収してもらうものです。吸収されたエネルギーは、熱などに変換されます。
吸収剤のメリットは、肌触りがよくて使用感がいいところです。肌なじみに関しては、散乱剤よりも良いと言ってもいいでしょう。それと吸収剤は散乱剤に比べると作りやすいようなので、
散乱剤に比べると安価なものが多いです。
またSPFを上げるのも、簡単だそうですよ。それで安い日焼け止めは、だいたいが吸収剤なわけです。一方でデメリットは、紫外線を熱などの別の物質に変えるときに、肌を痛める可能性が高いです。というより負担をかけないことがありません。
また紫外線を吸った吸収剤は、日焼け止めとして機能しなくなります。だから時間がたったら、小まめに塗りなおす必要があります。
肌が強く、負担よりも使い心地を優先したいのであれば、紫外線吸収剤を選ぶのが良いでしょう。
紫外線散乱剤の特徴
吸収剤と違って、紫外線を跳ね返します。なんでそのようなことができるかというと、吸収剤と違い金属でできているからです。チタンや亜鉛が使われているものが多いです。
紫外線散乱剤のメリットは、やはり肌への負担・刺激が少ないこと。紫外線を跳ね返すわけですから、変な物質を発生させる心配がありません。こども用の日焼け止めは、普通は散乱剤です。(吸収剤のものもたまに見ますが・・・。)
一方デメリットは、金属の粉が水を吸うため、きちんと保湿しておかないと、人によっては肌が乾燥することがあります。
また最近は技術が進化したおかげでほとんどありませんが、人昔前までは塗ると肌が白っぽくなる日焼け止めもありました。もしかしたら、探したらまだそのような製品が残っているかもしれません。
結局どっちが良いのか?
やはり、お肌のことを考えて紫外線散乱剤を選ぶべきです。吸収剤は安価ではありますが、使い続けると肌がダメージを受けてしまいます。
それに紫外線吸収剤が紫外線を吸って変質するとき、活性酸素を発生させることがあります。これは老化の原因になるため、キレイになりたい女性にとっては脅威なのです。
そのような日焼けを毎日塗っていたら、シミを防げたとしても、老化でお肌がどんどんダメになってしまいますよね。
だからできることなら、紫外線散乱剤を使って、紫外線をガッシリとガードしてもらいたいと思います。
—
こちらで効果(SPFなど)が十分な日焼け止めを紹介していますので、紫外線吸収剤不使用の製品を確認してみてください。
その辺の日焼け止めと比べると、効果が圧倒的に違います!